linnlino's blog

アラフィフのたわいない日々のことなど

極上のもの

 

今月から、考えたことを翌日かその週のうちに実行することにしていて、時間が足りないヨ、と
思いながら過ごしています。そんな日々の隙間時間に本を読んでいます。
今回はこちら。 

静かな雨 (文春文庫)

静かな雨 (文春文庫)

 

ざっくりメモ
極上・美味な、鯛焼き技術の腕をもつ店主と、お客さんだった人の、愛のストーリー。
仕事が丁寧な店主の彼女。
美味しいをストレートに伝える彼。
それぞれが相手に対して感じ取ったものを、ゆっくりとなにげない会話でお互いの気持ちをあたためていく。
アクシデントで一変、ショックで気持ちが崩れ落ちそうになりながら
もどかしさに傷つき、静かに分かち合い、変わらない気もちを持ち続ける。


感想
仕事が丁寧であること、ストレートに伝えられること。
いいものは、響き、心が動きます。

極上の鯛焼きに稲妻が走り、Uターンして感動を伝えにいく彼。
そして、日常生活が一変。決して他人事ではない脳障害。
つらく寂しい気持ちに折り合いをつけながら、共に過ごす長い時間。

この時間が、グーーっと短縮されて、記憶を戻すことができたら。。。
そんな時代になればいいなと、身内の経験からも思いました。

最近、脳について考えることが多くなりました。

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